「うちの子、頑張っているのになかなか伸びないんです」の原因と改善策は?

インフルエンザA型の感染による欠席者が増えています。まだ感染していない皆さん、予防接種は受けましたか。毎年のことですが「賢いクラスの生徒の予防接種率は高く、基礎クラスの生徒の接種率は低い」です。「注射がキライ」なのか「予防接種にお金がかかる」なのか「予防接種めんどくさい」なのか「予約がかなかなとれない」なのか・・・・学力が高くないお子さんをお持ちの御家庭からは「受けない言い訳」がポンポン出てきます。

我が子が感染しないように、我が子が感染させないように、受験学年の皆さんは年内に予防接種を受けておきましょう

大学共通テストや私立高校入試まで約1ヶ月になりました。出願準備をしつつ、過去問の演習を進めていることと思います。
私立大学や私立高校を一般入試で挑戦する皆さん、過去問で各科目6割前後の点数はとれていますか
1ヶ月後に合格ラインに届くような実力をつけるぞ」と粘り強く机に向かうのか、「6割取れないから、1ランク下げた学校に下げようかな」と楽な方へ楽な方へと逃げの姿勢でこれからも過ごすのか・・・年末年始の心と時間の使い方によって、1ヶ月で大きな差がついていきます。月並みですが、追い込みの時期には過去問演習が最も効果的です。
「質のいい過去問演習」「密度の濃い過去問演習」を行いましょう。

「質のいい過去問演習」「密度の濃い過去問演習」ってなんですか・・・って聞かれそうですが、伸学アカデミーの生徒には授業で説明してあります。ざっくり言えば「今からでも逆転可能な過去問演習法」のことですけど・・・。

ところで「自分では頑張っているつもりなんだけど、なかなか伸びない・点数にあらわれない」っていう皆さん、いませんか。
勉強時間もライバルと同等以上」「自分なりに集中してがんばっている」のに模試によっては点数が下がることもある・・・こんなことありませんか。

だいたいは以下のようなことがありえます。

「そもそも勉強時間が足りていない」

以前、「うちの子、毎日3時間家庭学習してるのに、なかなか伸び悩んでいて」と相談にいらっしゃったお母さんがいました。「お母さん、同じクラスの他の生徒さんは毎日4時間以上机に向かっています。クラスメイトに毎日1時間、勉強時間で負けています」とお話ししたらびっくりされたことがありました。
1年前の我が子に比べれば、今の方が頑張っているでしょうし、入試が近くなるほど、机に向かう時間も増えているのでしょう。ですが、「まわりも勉強時間を増やしている」「まわりも遊ぶ時間を減らし、机に向かっている」のです。
お子さんが頑張っているとき、ライバルはもっと頑張っているという現実を忘れないでください。

「家庭学習内容がうすっぺら」

過去問演習を家庭で進めるときに
時間を計らないでマイペースで解く」または「制限時間ギリギリまで解く」・・これアウトです。入試本番の緊張はハンパないです。ふだんよりもパフォーマンスが低下します。
家庭学習では制限時間の8~9割で解き終えるように、時間配分の感覚を体にしみこませてください。

「自己採点が甘め」・・・これもアウトです。
甘めに自己採点をすると、「合格ラインに届いた気分」になることがあります。でも厳しめに採点してみると「全然だめじゃん」っていう点数になることがあります。
公立入試で「自己採点では400点だったのに不合格」という生徒さん、「開示得点(高校で正式に示した点数)は370点」ということがありました。
ふだんから甘めの自己採点をしていると、自分自身だけでなく、先生たちも正しいアドバイスをすることができなくなります。自己採点は厳しめに・・・が鉄則です。

たしかめ算をしていないから、ささいなミスで自爆
途中式が雑すぎて自分の見にくい式で自爆

ふだん、たしかめ算をしない生徒は、テスト本番もたしかめ算をおろそかにします。
「めんどくさい」「時間がかかる」「1回の計算でいいじゃん」など、中堅以下の学力の生徒ほど、たしかめ算を軽視します。
逆に上位生ほど、途中式も見やすく、フリーハンドのグラフや図形も見やすく、たしかめ算をしてから答案に答えを書きこみます。

難問で10点落とすのは仕方がないかもしれません。
でも、「解ける問題をささいなミスで失点。たしかめ算を怠って失点。」は悔やんでも悔やみきれません
ふだんから悪いクセを排除し、テスト本番の自爆リスクを最小限にするよう、「正しい学習姿勢」を意識した家庭学習姿勢で問題にとりくみましょう。
うっかりミスをへらすだけで、点数は簡単に上がります。

「解き直しがいいかげん・不効率」

問題集を解いて○付けをして、正しい答えを赤で書いて終わり・・・これはクソです。
勉強した気分でおわるだけで、永遠に賢くなりません。

「正解した問題」・・
模範解答や解説に「別解」が書いてあれば、「別解」にも目を通しましょう

「勘で正解した問題」・・
これは「知識不足で解けなかった問題」ですから、「あたってラッキー」なーんて思わずに、解答解説を熟読しましょう。

「間違えた問題」・・・

一番ダメなのは「あきらめて放置」

意外に多いのが「間違えた問題文をノートにすべて書き写したり、基本知識をノートにまとめて、わかった気分になる」というタイプです。

問題文をだらだら書き写す時間もったいなくないですか。
コピーしてノートに貼りつければ数秒ですみます。

基本知識をノートに一生懸命まとめる時間もったいなくないですか。
教科書や要点集の該当する箇所に付箋をつければ数秒ですみます。

一番効率がいいのは「間違えた問題を再度解きなおす」です。
前者(ノートまとめなど)のやり方では「わかる段階にはなるけど、できる段階にはならない」んです。
でも後者(解き直し)のやり方では「できる段階になる」ので、点数アップに直結しやすいんです。

他にもいろいろ改善方法があります。
1年後に入試を迎える高2生・中2生の皆さん、いつでも勉強の相談に来て下さいね。

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