ゴールデンウイークが終わり、伸学アカデミーでは第一回定期テストに向けて「テスト対策時間割期間(延長授業)」になりました。ふだんは先取り授業を進めていますが、対策期間中はテスト範囲の復習中心(先取りはすこしだけ)になります。
中学生は6月、高校生は今月下旬にテストがあります。
この時期は完全下校時間が遅くなり、部活の練習時間が長くなり、朝練や土日の練習試合があったりして
「勉強したくても体が疲れて、集中できない」
「勉強したくても十分な時間がとれない」
という皆さんが多いかと思います。
伸学アカデミーでは「元気・根気・本気」「継続・忍耐・集中」を行動指針に掲げています。
令和の中高生は「継続・忍耐・集中」が昭和の頃よりやや不足しているなと感じています。
学年が変わり、「勉強も部活もがんばるぞ」という気持ちの皆さん、
ぜひ「継続・忍耐・集中」で
自分に合った「勉強と部活の生活バランス」
自分に合った「無駄のない勉強のやり方」
を、今回のテスト勉強を通して見つけて下さいね。
伸学アカデミーでは
「テスト勉強は、1科目あたり10時間・5科目で50時間」
を目安にアドバイスをしています。
高校生は「数I・数A」だったら20時間は復習すべきかと思います。
「忙しいし、勉強好きなわけでもないし、そんなに勉強できないよー」
という声がかかりそうですが、
「だから、多くの中高生は学習時間が不足して、結果的に試験範囲の復習が全部終わらない不完全の状態でテスト当日を迎えている」んです。
部活だって
「あまり練習してない選手」
「毎日欠かさず効果的な練習方法で練習を続けている選手」
どっちが試合でよい結果になりそうなのかわかりますね。
で、50時間勉強するには、いつから何時間くらいの学習が必要でしょうか。
中学校ではテスト2週間に試験範囲が発表されます。
2週間前からテスト勉強をはじめたとすると
月曜 3.5時間
火曜 3.5時間
水曜 3.5時間
木曜 3.5時間
金曜 3.5時間
土曜と日曜あわせて7.5時間
1週間あたり25時間、2週間で50時間になります。
実際にこの生活をするのは、運動部に入っている今どきの中学生には
なかなかキツいです。(不可能ではありませんが・・)
3週間前からテスト勉強をはじめたとすると
月曜 2.5時間
火曜 2.5時間
水曜 2.5時間
木曜 2.5時間
金曜 2.5時間
土曜と日曜あわせて4.5時間
1週間あたり17時間、3週間で51時間になります。
これなら週末に部活の練習や試合があったとしても、勉強と両立できそうです。
4週間前からテスト勉強をはじめたとすると
月曜 1.5時間
火曜 1.5時間
水曜 1.5時間
木曜 1.5時間
金曜 1.5時間
土曜と日曜あわせて4.5時間
1週間あたり12時間、4週間で48時間になります。
あくまでも「集中して」「正しい学習方法で」取り組んだ場合ですが、
かなりゆったりとした学習計画が立てられそうです。
そして、上記の「落とし穴」は、
「マイペースで、解くのが遅い皆さん」
「あきっぽくて、学習の密度が濃くない皆さん」
「基礎が不十分で、それを補うのに追加で学習時間を要する皆さん」
についてです。
「学習ペースが早い中高生」と「ペースが遅い中高生」には3倍の差があるといわれています。
例えば、「1時間、テキスト進めましょう」とした場合、
進みの早い生徒さんは3ページ進みます。
進みが普通の生徒さんは1.5~2ページ進みます。
進みが遅い生徒さんは1ページしか進みません。
ということです。
ってことは、
「自分は、学習の進み具合が周囲よりも遅いなー」と感じているみなさんは、
他の皆さんよりも1.5~2倍の努力(学習時間)が必要になります。
まわりが50時間勉強してテスト当日を迎えるとしたら、
「遅いなー」の皆さんは75時間~100時間の学習が必要・・・となります。
学校の先生は。よく「学年プラス1時間を目安に家庭学習しよう」といいます。
中1生なら毎日2時間
中2生なら毎日3時間
中3生なら毎日4時間
って感じです。この学校の先生のアドバイスは妥当だと考えています。
「遅いなー」の皆さんが、テスト3週間前から毎日4時間勉強するとしたら、
1週間で28時間、
3週間で84時間になります。
75時間でなんとかなる皆さんは、ギリギリテストに間に合います。
でも、学習のペースが遅くて100時間必要だとしたら16時間たりません。
この場合は「応用問題を捨てて、基本にしぼる作戦」でのりきりましょう。
というわけで、
伸学アカデミーでは
「テスト3~4週間前から復習をしていこう」
「テスト2週間前から復習始めたら、手遅れだよー」
と、みんなに話しています。
(もっと細かい学習指示は授業中にしています。)
ぶっちゃけ、塾に入っていない皆さんでも、
「範囲が狭くて、難問があまりでない定期テスト」なら
家庭学習で何とかなっちゃいます。
「もっと無駄なく、もっと効率よく結果を出したい」
「定期テストよりも範囲が広くて難問も出ちゃう入試でもよい結果を出したい」
という皆さんは、塾に通った方がいいかなーと思います。