定期テストで苦手科目を挽回したい高校生におすすめの参考書・問題集は?

昨日の授業の時に、高校1年生から中間テストの点数の報告を受けました。高校入学後の初めての定期テストでしたが、「思っていたよりはよかった」という感想と「やばかったです」という意見が半々でした。
選択式の問題が多かったので、よくできました」というクラス順位10位(だいたい1クラス40人)のSくん、
「部活で怪我をしてしまい、練習ができなかった分、テスト勉強をしていました。テスト勉強がしっかりできたので、今回はよくできました。怪我がなおったら部活の練習で忙しくなるので、次のテストは下がるかもしれないです」というクラス順位16位のEくん、
自分が通っている高校で平均点以上の結果であれば、よい高校生活のスタートがきれたといえますね。

クラス順位が30~36位だったメンバーからは
「自分なりにテスト勉強も一通りやったんですけど、思ったより難しかったです」
高校の部活は中学よりも練習時間も長くて厳しいので、家に帰ると疲れて寝てしまうこともありました。テスト範囲全部の復習ができなかったです」
などのコメントでした。
それぞれの事情で悔いの残る結果になったみんなには、3週間後の期末テスト(だいたい7/5にテストがある高校が多いです)でリベンジしてほしいと思います。

伸学アカデミーの高1生コースでは英語と数学の授業を行っていますが、テストで悪かった科目を聞いてみると、「現代社会」「世界史」「化学基礎」「国語」「情報」とのことでした。
そこで、受講科目以外の家庭学習用のおすすめ参考書・問題集を、それぞれの高校のレベルにあわせてみんなにアドバイスしました。

「学校の授業の進みが早くて困っている
「学校の授業のレベルが難しくて、基本から学びたい
「テスト範囲の大切なところを最初から復習したい
・・・という皆さんには、「インプット系の参考書」がおすすめです。

「学校の授業のときはわかっていたけど、テスト本番に点数がとれなかった
「学校で配られた副教材(問題集など)よりも基本の問題から解きたい
「試験範囲が広いので、テストに出やすい問題を知りたい
・・・という皆さんには、「アウトプット系の問題集」がおすすめです。

「テスト直前にさらっとポイントを見直したい
「テスト直前に基本だけ見直したい
・・・という皆さんには「ポケットサイズの要点集や一問一答問題集」がおすすめです。

穴埋め形式で知識をまとめたい
・・・という皆さんには「サブノート形式」がおすすめです。

このように、目的に応じて、買うべきものが変わってきます。
上記のいずれも選ぶときに注意点があります。
それは「定期テストに重点を置いたものを選ぶ」「大学受験用のものを買わない」です。

偏差値60以上の高校に通っていて「得意科目の難しい問題に挑戦したい」という皆さんには受験用の問題集や参考書を進めることもありますが、
「定期テストで何とかしたい」「定期テスト勉強で、何をやればいいかわからない」という皆さんには、定期テスト対策向けの参考書・問題集を選ぶべきです。

大学受験用のおすすめ問題集は科目によって異なりますが、
定期テスト向けの問題集・参考書で個人的におすすめなのは「文英堂」です。
文英堂の学習出版物は中学生用・高校生用ともに「はずれがない」ので、
本屋さんで迷ったら、文英堂のものをまずは手に取ってみましょう。
難しく感じたら、学研の問題集を手に取ってみましょう。やや基本の構成になっています。
文英堂で物足りなかったら、旺文社・受験研究社の「入試レベルの問題も混ざっている問題集」を手に取ってみましょう。
っていいつつも、基本から標準まで、テスト対策として無難なのは文英堂です。(応用も少し載っています)

というわけで、
おすすめ参考書は「これでわかるシリーズ(文英堂)」
です。
おすすめ問題集は「これでわかる問題集シリーズ(文英堂)」です。

3STEP高校標準問題集(受験研究社)
シグマ基本問題集(文英堂)
マイベストよくわかる問題集シリーズ(学研)
なども選択肢の一つに加えてもいいでしょう。

高校の教科書が来年から変わるので、これらのシリーズは来年には改訂新版が出るはずです。
今年の高1生と来年の高1生(現在の中3生)とでは、購入の際に注意しましょう。

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