今日は最高気温29度・・暑いです(^^; 四街道中では、たっぷり宿題が出ました。音楽や体育の宿題も出ました。毎週月曜(1年生は火曜)に宿題を学校に提出しに行き、それを評価の参考にするそうです。今日は密にならないようにしながら「宿題お助け勉強会(無料)」を行いました。社会のノートまとめをする人、数学の練習問題を解く人、理科のワークを進める人、6月の検定試験の勉強をする人・・・休み時間を設けずに、みんな黙々と各自のやるべきことを進めていました。家でだらだらするよりも効率の良い勉強ができたのではないかと思いました。
四街道地区の塾さんも、今回の緊急事態宣言期間の対応は、塾によってまちまちです。
対面授業を中止して、すべて自宅学習(ZOOMなどの双方向オンライン授業や、映像配信授業など)に切り替えた塾さんがある一方で、普通に対面授業を続けている塾さんもあります。
伸学アカデミーでは、どうするか・・・悩みました。
感染リスクを0にするならば、すべて対面授業を中止すべきです。
ですが、3月に対面授業の代替として試験的に双方向授業をしたところ、技術面・学習面で様々なデメリットがあることがわかりました。政府が掲げているGIGAスクール構想(生徒全員にタブレット授業をさせる)が実行され、5Gの通信環境などが整うようになる3年後には、オンライン授業が支障なくできるようになるかもしれません。
ですが、現時点ではオンラインはあくまで緊急措置としての急場しのぎにしかならず、学力低下を最小限に抑える効果はありますが、学習効果の面では対面授業に勝るものはないと確信しています。
オンラインでも「ただ単に知識を伝えること」はできます。
大人の遠隔会議や、大学生の授業、予備校の講義などには、オンラインの活用は有効です。
でも、精神的に成長過程にある小中学生に対して、
「講師の熱意」
「教室の緊張感」
「生徒のやる気」
「細かな視線や表情」
「問題を読む速さ・手の動き」
「心からのほめ・励まし」
などの学習効果に深くかかわる要素を、カメラとマイクごしにやりとりすることには限界があります。(単に知識を伝えることだけなら塾の意味ないじゃん・・・とも思います。)
伸学アカデミーの設立理念は、かっこよくいえば「生徒の未来を変えること・それにより保護者の皆様の未来を変えること」です。だから「知識をわかりやすく伝えること」だけでは不十分と考えています。
対面授業をすべてオンラインに切り替えたら、
「保護者の皆様からお預かりしている授業料に見合った学習効果」が達成できないな・・・
じゃあ学校が再開してから振替授業で回数の帳尻だけ合わせてお茶を濁すのか・・・
授業料を減額して、提供する学習サポートの質を落として、塾も保護者も「こういう時期だから仕方ないか」と妥協してうやむやにするのか・・・・
どの選択肢も私たちにはありませんでした。
保護者の皆様は(感染予防措置を講じたうえで)
「学校が休みのこんな時だからこそ、我が子の勉強のめんどうをみてほしい」
「家での生活リズムが乱れつつあるこんな時だからこそ、我が子のサポートをしてほしい」
「部活もないこんな時だからこそ、我が子の勉強のおくれをとりもどす機会として前向きに動いてくれる塾にたよりたい」
・・・こんな気持ちを持たれているのではないかな・・・と、いろいろ考えました。
そこで、伸学アカデミーは
「感染リスクを0にするならば、すべて対面授業を中止すべき」を承知の上で、
「命(今どう生きるか)」と同じくらい、「人生(このあとどう生きるか)」も大切だと思い、「将来の成長のための今の学び」にも尽力するのが塾講師のすべきことだろうと思い、
「対面授業の時間短縮・夜の授業の中止・分散時差授業」と
「家庭でのテキスト学習とオンライン学習の併用」と
「ひとりひとりへの学習指示と、ほめ励ましの頻度強化」で、
通常授業のときと同等以上の学習効果が得られるよう、小さなしかけを組み込みました。
(今は、さらに事態が悪化した場合に備えて、別の取り組みを準備しています。)
飲食店も営業時間の短縮をしつつ、生き残りをかけてテイクアウトなどの工夫をしています。
塾も授業時間の短縮をしつつ、生き残りをかけてオンライン授業などの工夫をしています。
そう考えると、嘘偽りなく心の底から全講師が真剣に子どもたちの命に向き合っている塾さんは別として、「未来の子どもたちのために、オンラインやります」なーんてきれいごとを言ってる教室長や塾長って、
本音は生徒にやめてほしくない・売り上げを落としたくない・・
自分たちや家族の生活のために、塾がつぶれないようにするために・・・
とりあえずオンライン、
まわりもやってるからオンライン、
感染したら責任とれないからオンライン、
授業中止だと授業料とれなくなるからオンライン・・・
という気持ちなのかなーって思います。
正直にいえばいいのに・・・「みんなやめないでぇ・・・オンラインでしばらくしのぐから」って・・・。
保護者の皆様から安くはない授業料を毎月お預かりしている私たち学習塾・・・・・
その「授業料に見合ったオンライン授業なの?」
「保護者の皆様が納得できるクオリティのオンライン授業なの?」と、伝えたいです。
やや乱暴な言い方になってしまいましたが、オンラインへの完全移行には自信がないし、保護者の皆様に納得していただく自信がないので、万が一、講師や生徒が感染したら、塾がつぶれる覚悟で、5月中は対面授業をちょっと(?)しています。お互い「感染されない」「感染させない」ように、明日も私たちを信用して下さっている保護者の皆様・生徒の皆さんのためにがんばります。